教育から覚醒へ──新二代学生がベトナムで人生の方向性を見つける旅
作者:蔡玉鳳 致理科技大学レジャーレクリエーション管理学科助理教授 今年は、学生をベトナムに連れて行きボランティア活動に参加するのが4回目となりました。毎年、学生の顔ぶれは異なり、訪れる場所は大きく変わらないものの、私にとっては毎回が新しい旅です。現地の子どもたちはいつも私たちを心待ちにしてくれ、学生たちも探究心と学ぶ姿勢を抱きながら、挑戦と感動に満ちた道のりを歩みます。 ボランティア活動は単なる教育支援にとどまらず、キャリア探索の機会でもあります。多文化背景を持つ台湾の新二代学生にとって、それは自らの親の故郷を訪ね、国際ボランティアとして活動し、初めて貧困村落に足を踏み入れる経験です。彼らは未知に向き合い、恐怖を乗り越え、未来の方向性を考えるようになります。 活動の中では、語学教育だけでなく、環境教育の推進、貧困家庭の訪問、現地青年との交流も行いました。こうした経験は学生の国際的な視野を広げるだけでなく、チームワーク、問題解決力、そして挑戦に適応する力を身につけることにつながりました。 私は彼らが、当初は授業への不安や言語の壁に戸惑いながらも、やがて笑顔や身振り、創造性で子どもたちと関わる姿を見ました。初めて貧しい家庭を訪ねたときのぎこちなさが、後には自発的な思いやりや援助へと変わっていきました。ある学生は帰国の際に私にこう語りました。「先生、この子どもたちは何も持っていないのに、私に責任とは何か、大切にするとは何かを教えてくれました。私も社会に貢献できる人になりたいです。」こうした変化は、どんな教室でも得られない成長です。 また別の学生は、授業の撮影中に、参加者の年齢が6歳から20歳まで幅広いにもかかわらず、皆が真剣に取り組んでいる様子に驚きました。「撮影されることで彼らは居心地が悪くなると思っていたけれど、その目には真剣さと学びたいという強い気持ちしかありませんでした。本当に学びたがっているのだと感じました。」教材がなくても、子どもたちは音楽と動きを通じて中国語のリズムダンスを学び、その純粋な熱意は学生を深く感動させ、将来を改めて考えるきっかけとなりました。 私は常に「体験こそが最も力を持つ教育である」と信じています。ベトナムでのボランティアの旅は、学生たちにとって単なる国際的な第一歩ではなく、自分自身を探り、価値観を築き、キャリアを設計する出発点なのです。今後も、より多くの実践の機会を通して、学生が「奉仕の中で自分を見いだし、社会貢献の中で人生の方向を見つける」ことを願っています。

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