ガンビアと言えば、綺麗な海岸線や有名なガンビア川、多種多彩の鳥、親切な人たちなど思いつくでしょう。このアフリカでもっとも小さい国は「アフリカの微笑みの海岸」と呼ばれています。ガンビアではムスリムは約95%を占めており、キリスト教徒は約4%いますが、冬のフェスティバルで皆は宗教問わず一緒にお祝いします。
私自身の場合では、私と家族はムスリムですが、隣さんにはキリスト教徒がいて、教会での礼拝が終わった後、私たちはよく彼らの家に行って、みんなで楽しく食事をします(もちろんのこと、テーブルには豚肉は一切出ません)。冬休みに、街でほとんど一日中大きな音で音楽が流れ、子供たちは他の人の家に遊びに行ってお小遣いやプレゼントをもらい、アジアの正月や欧米のハロウィンみたいな賑やかさです。私も小さい頃よく隣の家に遊びに行って、時にはプレゼントをくれた大人たちにお礼を言うために、友達と一緒に歌やダンスをしたりしましたよ。
冬のフェスティバルは主役がガンビアのキリスト教徒なんですが、他の人も自分なりのお祝い方で一斉に参加します。10月、11月の頃、ガンビアの芸術家たちは集まって、灯籠フェスティバルための灯籠やマスクパレードの仮面を準備し始めて、違う分野の創作クラブたちもこの時一緒に芸術才能を発揮します。灯籠制作専門の人たちがいて、その灯籠は舟形のもので、当地では「Fanaal」と呼ばれ、木材や紙、色んな飾りから作ったもので、なんと数多くの人が何百時間もかかってようやくできたものです。夜の時にキラキラして、まさにクリスマスを代表する輝きです。
他の専門クラブではマスクパレードの衣装を作ります。パレード用の衣装は「狩猟(hunting)」と呼ばれ、一般的には麻の袋、網目織りと動物の合成皮革から作る服で、着た人の体をすべて覆い、頭の動物の飾りだけ出して、そのワイルドな飾りはパレードの見どころで、最優秀造形賞を取れるかどうかのキーポイントですよ!
賑やかで街にあふれる鼓の音で、色とりどりの「狩猟」パレードが一層盛り上がります。夜が来ると、華麗なるFanaalが登場し、冬の街ごとを照らし、ガンビアの人たちに喜びをもたらします。それも一年の終わりと始まりを象徴するので、まさに「微笑みの海岸」に訪れる最高のタイミングですね!
1.狩猟(hunting)のマスクパレード
2.頭の飾りは動物の頭部の標本から作ったものです