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新住民子女が直面する学習問題–ソーシャルスキル

旧荘小学校相談室主任 蔡朝現


    新住民子女は学校での勉強は一般学生とは異なるところが全くなく、主に影響されるのは家庭機能は有効に発揮するかどうかということですが、それは新住民家庭だけの問題ではないと思います。私が学校で観察してきた新住民子女が主に発生する学習状況は、自信の足りなさや、比較的に高い学習障害の比率、ソーシャルスキル不足などが挙げられます。それらの問題は家庭教育機能に関わるかもしれません。

    今回はソーシャルスキルについて話したいと思います。私が言った新住民子女の学習状況「自信の足りなさ、比較的に高い学習障害の比率、ソーシャルスキル不足」では、実は相互影響があると考えます。考えてみれば、自信が足りいことは子どもの勉強とソーシャルスキルに大きな影響を与えるでしょう。東南アジアから来た新住民子女のお母さんは文化が比較的に弱い家庭から育ったため、家族での地位は低いと思うので、それも子供の性格に影響を及ぼすことがあります。なぜなら伝統家族では子供の教育責任は常に母にあるのに、母の中国語力が流暢でなけらば、勉強の指導が難しいでしょう。特に初めて学校に行って、勉強に問題が生じる時に迅速な対応ができず、失敗を経験した。その失敗という気持ちを逆転させるのを非常に困難で、勉強の状況が悪くなり、自信もなくなった挙句、ソーシャルスキルも身に付けないというのはよくあります。

    特殊教育におけるソーシャルスキルとは基本的に人間関係を指します。前述した子供はソーシャルスキルが低く、一緒に勉強する友達もいないので、「独学孤陋」になるのもおかしくありません。共に勉強するクラスメートや仲間がいなければ、学習状況も良くなれません。こういうソーシャルスキルの低い子供がいつも二つの状況に分かれており、一つは静かで、あまりしゃべらないの沈黙者で、もう一つは他人の注意を引きたがりすぎて逆効果になり、グループ授業でも他人が一緒にしたくない状況となるます。もし先生がその状況に気付かなかったら、子どもの勉強状況は一方的に悪くなるので、しっかりと学生の状況を把握し、そういう問題に直面する子供が遅れないように支えましょう。

    最後は私個人の相談経験に基づき、親と先生たちにアドバイスをさせていただきます。家族機能については、学校相談室の先生とソーシャルワーカーさんは適時に介入し、家庭教育機能の問題を発見して解決するのが、子どもにポジティブな影響を与えられると思います。また、気が弱い子どもに対して、表現する機会を与えるのがいいと思います。事前の練習や授業の強化指導を通し、臆病な子どもでもクラスメートの前でいい成績を出すことにより自信をつけ、人間関係もだんだん良くなるでしょう。他人の注意を引きたがり子どもたちについては、まず彼たちの長所をアピールしましょう。そういう子たちは一般的に自分なりの長所を持っているので、他の子供たちにその長所を感じさせるのがポイントだと考えます。まずはそういう子供の納得できるクラスメートを探し、ソーシャルスキルを身につけ、他人に嫌われる行為を減らしたら、だんだんに認められ、ひとりぼっちにならないでしょう。