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青少年のネット依存症

古亭中学校補導主任王培玲


    近年では、私は補導室で働いてる時、親たちから一番多く聞かれることは「先生、うちの子どもは毎日インターネットでゲームをやるばかりで、外に出かけず勉強もしない。それはネット依存症なのでは?私はどうしよう」ということです。

    世界保健機関(WHO)によると、2018年6月末に、「ネット依存症」は正式に精神障害の一つに見なされることとなりました。ネット依存にはコントロールができないこと、日常生活に影響を与えること、その状態が一年以上続くことという三つの判断基準があり、子どもがネットゲームに「コントロールができないことで生活に影響を及ぼす」ことが主で、一般的な「ゲームに多い時間を費やす」のではありません。

    学校ではネット依存の認定標準は主に「ネットに大量の時間を使うことで、勉強や仕事、社会、家庭、心身機能へ悪い影響を与えてしまう」ということを指して、判断基準は下記7つがあり、7つの項目中に3つ以上に合っている且つ一年以上続いている場合はネット依存症に認定されます。

一:忍耐力—よくネットを使う時間を増やして自己満足したい。

二:離脱—ネットを使わない時は不安や焦りが出て、いつもネット上の出来事を考えている。

三:ネットの使用時間と頻繁さがだんだん元々予想したのと超える傾向がある。

四:ネットに関することに長い時間を費やす。

五:ネットに費やす時間を減らそうという考えがあるが、結局上手くできない。

六:重要な社交や仕事、娯楽活動はネットの影響で諦めるまたは減少する。

七:ネットにより上記の問題が生じた自覚はあるが、ネットの使用がやめられない。

   現代社会では、青少年のネット依存症はよく見られる現象です。それは自尊心が低くなることや、勉強や仕事のプレッシャー、家族関係や人間関係の悪化に繋がります。子どもを助け、ネット依存症から離れるには、まずは良好な親子関係を築きましょう。それができてはじめて子供を助けられます。また、子どもがネット依存症になる原因もしっかり把握することも重要だと考えます。「子どもはネットで何をする?面白さを求めるため?社交するため?または生活から逃げるため?」ネットは一部の社交関係を築ける反面、社会的孤立になる大きな原因でもあることは覚えておいてください。

    ここでは親たちに呼び掛けることがあります。子供のネット依存症が悪化する時は、医者に診察を受けるや学校の先生と密に連絡を取り合うほか、ネット依存症の最も大きな原因である「人とのつながりが薄くなる」こともしっかり理解することが必要です。ここの人とはクラスメート、先生、ましてや家族であるので、まずはいい親子関係を築き、子どもの問題を理解しましょう。生活の目標を立てるとか、人間関係を広げるとか、コミュニケーション能力を向上するとか、現実では良好な人間関係と実際の活動に参加することこそ、一番適切な解決策だと思っています。