旧荘小学校相談室主任 蔡朝現
内政部が行われた2020年の人口統計によると、父または母が新住民の109年に生まれた子供は出生率の7.7%に占めており、歴代最高の民国92年の13.37%に比べて下がる傾向にあるが、我が国では新住民が総人口に占める割合は無視できません。
新住民の子供が学校での勉強は他の生徒と比べると何の違いもありません。重要なのは家庭の機能は有効に発揮できるかが求められるが、それは新住民家庭でなくても直面すべきことです。だが、本土言語授業を選ぶ時、または家で子供と母語を話すのは差別があると思われます。
108学年度から、東南アジア7ヵ国の言語が本土言語課程に取り入れられたが、実際学校では東南アジアの背景がある新住民子女は、父または母の母国語を選ばないのが現状です。この現象の原因を知りたくて、子どもたちに聞いてみると、母の母国語ができないので、家族の年長者から閩南語(あるいは客家語)を選ぶことに要求されたと答えてくれたのは多くあります。子どもたちから聞いた言葉によると、東南アジアからの新住民は、台湾の主流家族では比較的に低い地位にいることが分かりました。特に新住民婦女は、全ての家事をこなすことを要求されるほか、生計を立てなければならないので、両端でろうそくを燃やすように疲れ果てて、子どもが学校での状況はなかなか把握できないでしょう。
新住民家庭が直面する困難と子供が学校での勉強機会をもっと理解するため、私は新住民の親が家で子供に自分の母語を教えることに心がけてました。ただし、各新住民家庭は異なる状況にあります。新住民が平等に接される家庭では、子供は小さい頃から家で母語を話す機会があり、ペラペラ話せるとは言えないが、親の母国文化にはよく知っています。その一方、婚姻関係が不平等な場合は、新住民が家族での地位は想像できるでしょう。特にお爺さん、お婆さんと一緒に住む家庭は、子供に母国語を教えることは許されないことで、ましてや学校で東南アジアの言語を勉強することは不可能です。
私は各種の教育機会やバイリンガル・トライリンガルの優勢から、新住民とその子女に本土言語の選択について何度も話しました。特に社会的に弱い家族の親と子供には、多言語を話せば、将来の進路は多くなり、母国の人と話せるほか、経済発展にも役に立ち、両国間文化と経済の架け橋となれるのがもう一つのポイントであると説明しました。台湾の特色産業を母国に導入し、または母国独特な経済文化を台湾でPRするのが良いかと考えられます。例えばベトナムの米食文化―河粉(ホーフェン)、台湾のタピオカミルクティーなどが挙げられます。もっとも、大切なのは言語自体をよく学ぶこそ、多くの機会が訪れます。
新住民親子と数回の対話後、母国言語を勉強する意欲は確かに高まり、新住民子女の心では、自分の母国の経済文化への関心も深まりました。繰り返して勉強し続ければ、子供の将来も期待できるでしょう。