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相手の良さを心に

国立空中大学兼任助教 張壽松

子どもは成長し続ける個体で、時にはつまずいて、時には間違って、そんな過程から勉強し続ける子どもたちは素晴らしさ追求する心を持っています。
    状況一:ずっと勉強してきたMartinは第二位の成績を取って、ワクワクして親に言ったが、「じゃ、一位は誰。」と親からこう言われました。その後、Martin頑張って頑張って、ようやくクラスで一位を取り、99点の成績表を親に見せたら、「なんで100点じゃないの?1点はどうした?」とまた冷水を浴びせました。
    状況二:絵を描くことが大好きなMaryは美術展の作品を持って、楽しそうに親にこう言いました。「お父さん、お母さん、私は美術展で特優賞を取ったよ!」しかし親は彼女の絵を見たら、「全然できていないじゃん。ここの色が浅いし、ほらこっちも描き忘れたし、もし私が審判だったらMaryは賞を取らないだろう。」と冷たく言いました。
    ケチをつける傾向のある親の視点から、子どもがどんなに頑張っても、問題点と不足しているところを指摘できるでしょう。ケチをつけるとか満点を要求するとかは子どものためだと思う親も少なくないが、満点・完璧な成績を出せない子どもは本当に何もできない子どもでしょうか。その努力と表現に感動する価値がありませんか。子どもの不足している部分を受け入れることで、子どもが思いきり自分の才能を発揮できます。子どもの良さを心に置くことで、子どもが夢へ追求する勇気がみなぎります。
    家の中で、「いつもいい所を褒める」と「毎週美点発表」を実行するのは、家族の良さを心に置くのに一番いい方法ではないかと考えられます。「いつもいい所を褒める」というのが例えば「字の書き方がしっかりしていて、とてもきれい」を肯定するとか、「57点から60点になること」を褒めてあげるとか、「絵が生き生きとしている」と称賛するとか…些細なことでもいつも「家庭掲示板」に発表してみてください。「毎週美点発表」は、毎週に家族会議を開き、一人一人家族の美点を言い出します。例えば、「Martinはリビングルームの床をきれいに拭いた」、「Maryはお母さんが忙しいのを見て、自発的にお皿を洗った」、「お父さんとお母さんは皆が寝る時、布団をかけてあげたのを見たよ」など……家族の長所をよく見て、子どもたちの努力を評価しましょう。
    人はよく他人のけちをつけるのが得意で、他人の欠点を見るのが美点を見ることに比べてはるかに多いです。我々はケチをつけるのではなく、美点を見つけるべきではありませんか。親たちよ、子どもがいい成績を出せる時、どんなに些細なことでも、どうか称賛を惜しまず、子どもにポジティブな言葉で評価しましょう。賢い親たちよ、今から一緒に、「相手の良さを心に置く」家庭を作りましょう。親からそうすることにより、子どももそういう優しい人になるに違いありません。