メインコンテンツブロックにスキップ

/001/Upload/484/relpic/62308/9002343/3d8cc460-b22c-4941-a8c9-49ba9aa9bb02.jpg

     7月6日はイワン・クパーラの夜で、ウクライナ人たちはこの日にたき火を飛び越えたり、泳いだりして祭りを祝い、にぎやかな夏至を過ごした。

    イワン・クパーラの夜はスラヴの多神信仰から起源し、ウクライナの他に、ベラルーシやロシア、ポーランドなどの国も祭りを祝う。この日、皆は伝統衣装を着て、綺麗な花輪をかぶって、たき火の前で歌ったり踊ったりする。また、人々はたき火を飛び越えたり、湖を泳いだりして、自分の罪を浄化し、健康をもたらすことを祈っている。未婚の女の人は植物や花を摘んで花輪を編み、悪霊に襲られることを防げる。花輪にはニチニチソウやよもぎ、カモミールなど12種もの植物があり、花輪を編み上げた後、未婚の女子たちはその上にロウソクを灯し、川に流す。流される時間が長いほど、幸せな将来も訪ねてくる。ロウソクが灯す時間が長いほど、命も長くなる。男子たちは川下で、好きな女の子の花輪を拾うことを望んでいる。伝説によると、イワン・クパーラの夜にしか咲かないシダ植物があり、それを見つけ出すと幸運をもたらすので、真っ黒な森に入り、それを探すのも欠かせないイベントである。