作者 : 佛光大学教授・副募集長/李喬銘
三月下旬に入り、大学入学の「個人申請」第一段階の結果もまもなく発表される。うまく合格した高三受験生たちは、4月から5月の第二段階審査に向かう。審査前には書面審査資料の提出が必要で、それは面接時最も大事なものとも言えるが、資料の準備には実は結構受験生にプレッシャーをかけることだと思う。この段階では焦らず、優しく子供の傍にいて、必要な時にも先生との専門的な相談を勧めようと親たちに伝えたい。
さて、親はどうやって子供の資料準備に力になるのか。まずは申込先の学科の必要な資料を確認しよう。一般的には、学生基本情報や、授業成績記録、授業外表現、学習歴(自叙伝と勉強計画)、その他審査に有利なものなどが要求される。各学校や学科はそれぞれ違うかもしれないため、準備時は必ず確認してください。次は高一から高二の時期に、子供の興味のあることや学習状況を顧みて、個人的特徴や特殊経験、志望理由、将来への期待などを一緒に考えよう。大変時間をかけてしまうが、資料を準備しながら模擬面接をやることによって、自信をつけるに繋がるほか、親の応援も必ず子供によりいい表現を出せるだろう。
「個人申請」を採用しない学生たちは、「指定科目試験」を受けなければならない。指定科目試験とは、各科目の試験を受けた後、大学側が定めた3つから5つの指定科目の成績を選別条件として学校と学科を配る制度である。一部の学科は学力試験の成績も採用する。また、各大学の「検定標準」、「加重平均」、「同点処理」なども必ず事前に確認しよう。今年の指定科目試験の申込期間は5月18日から27日で、試験日7月3日から7月5日となる。指定科目試験の準備にはストレスを感じやすいため、常に子供の状況を把握しよう。親が傍にいて応援することは、子供の頑張り続ける燃料に違いない。
新住民学生進学応援への新住民奨励金計画は以下のページにご参考ください。
https://sp.immigration.gov.tw/Announcement.aspx?ASN=32