台北市新住民専用コーナー日本語バージョン

ヴェネツィア・カーニバルはまた「ヴェネツィア仮面祭り」とも呼ばれ、毎年冬に開催されるヴェネツィアで最も重要な祭りの一つであり、ブラジルのリオデジャネイロ・カーニバル、フランスのニース・カーニバルと共に世界三大カーニバルと称されています。ヴェネツィアのカーニバルはイタリア語で「Carnevale」と呼ばれ、斎戒前祭を指し、11世紀にはヴェネツィア共和国が隣国ウルリコに勝利し市民たちはその勝利を祝して日々狂宴を続けました。後にヴェネツィアの国力が強大になるにつれ、13世紀以降、宗教暦に基づいて狂宴を毎年イースターの四旬節の前に定め、「カーニバル」という名前で約10-12日間行われるようになりました。カトリックの暦では、復活節は毎年3、4月に開催され、イエス・キリストの受難を記念するため、復活節の前40日間を「斎戒の期間」とし、「四旬節」とも呼ばれます。この期間中は教徒が肉食と飲酒を控え、楽しむことが禁じられているため、教徒たちは斎戒前に自分を解放し、祭りの歓びを存分に楽しむのです。

仮面の登場は約13世紀ごろで、ヴェネツィアが非常に繁栄していたがために貴族と庶民の間の貧富の差が拡大したため、カーニバル期間中は誰もが仮面をつけ、最高の装いをして、階級を問わず一緒に狂宴し、祭りの楽しさを共有しました。祭りの中で仮面をつけることで、皆が平等であるかのように感じられ、身分や社会的な違いを一時的に忘れ、祭りの中で気兼ねなく楽しむことができました。